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メロディラインに乗せる弱々しさ~散りばめられた過去を取り戻そうとする弱さ~

せっかく4年に1度の日だから、記事を残しておく。

 

welcome to sexy zoneを購入しました。

外れ曲が無くて、introductionから最後の曲まで、まるで一つの劇場に迷い込んで上演されるミュージカルを見るような感覚で聞いてます。

キラキラアイドルのイメージを持っている彼らの普段の色は、きっと何物にも染まらない白だろうけど、今回のアルバムはその白が様々な色に染まっているような。

それくらいバラエティに富んだ曲たちだなぁと。

ざっくりいうと、とっても良いアルバムです。

ということで、みなさんぜひ買ってみてください!(ステマ

 

 

 

 

ここからが本題。

自担*1のソロを聞いて思った。

「とっても女々しい」

聞く前はてっきりFake*2みたいな曲かなと思いながら、蓋を開けてみたら……。

rouge*3と似てると一瞬思ったけど、何と言うかrougeよりも女々しい。

かと言って、Hello*4でもなければ、20-Tw/Nty-*5のように優しさをたくさん含んだようなものでもない。

正直、一応グループ内でワイルド担当の彼がこんな弱々しい心情を表すような歌詞を書くとは思ってなかった。

でもこの曲が気に入ってしまった。

楽曲の繊細さはもちろんだけど、やはり全体的な女々しさがとてもツボだった。

 

 

ジャニーズが歌う女々しい曲が結構好きだったりする。

普段キラキラとして、かっこいいところしか地上波の電波に流さないのに、円盤では弱い部分を曝け出して曲としてメロディにそれを乗せて完成される女々しい曲は、普段はまず見れないだろう姿を見れてる気がして、秘密を知ったみたいで楽しい。

 

 

といことで、今回は個人的に好きな、ジャニーズが歌う女々しい曲の女々しさを紹介できたら。なんて主旨で記事を書く。

 

女々しいなと思う曲は、いくつかのポイントがある。

  1. 過去に縛られていたり、振り返ったりしている
  2. 曲の全体的な色のイメージが、セピアだったり青色を始めとする寒色
  3. 別れた相手のことをまだ思っているor別れてはいないけど相手との考えが一致しない
  4. 別れてるor別れそう

他の要素も入っていたりするけれど、共通した主なイメージはだいたいこんな。

 

 

1.は言葉通りの意味。例えば、タイトルから女々しさを感じ取れる「女々しくて」は、間接的ではあるかもしれないけど、過去を振り返っていることを匂わせる歌詞がある。

そもそも女々しいの意味は、「いくじがない、思い切りがない」などで、過去を断ち切れないという行為は「思い切りがない」に該当してしまう。

だからこそ、曲中の過去を振り返っている行為が女々しいなんてイメージがつきやすいと思う。

 

2.は超個人的独断。今まで聴いてきたジャニーズソングの女々しいと思う曲は全体的に、セピア色に染められた過去を振り返って勝手に感傷に浸ったりしてるイメージ。

それと、悲しいという感情に色を付けるとしたら結構な割合で「青色」を思い浮かべる人が多い気がする。自分もそう。

別れの曲によく出てくる「雨」なんかも、色を付けるとしたら「青色」を思い浮かべる人が多いと思う。

あまり「白」や「ピンク」なんて色は、女々しい曲のイメージに当てはまることはない。

 

3.別れても「自分の何がいけなかったの?」という自分の過去を省みる感情の他に、「あなたはどうしているの?」などの相手を心配する思い。

加えて「本当はまだ愛しているよ」なんてすっきりしない胸中も語ったりしている。

それか、「間違えたことをしてたなら今ならやり直す」などの必死に縋る気持ちや、「同じ物を見ているはずなのにどうして君と見え方が違うんだろう?」なんていう相手との考えや価値感との相違。

言ってしまえば、一方的に相手のことを思っていることを歌詞に散りばめられている。

これはジャニーズソングだけでなく、他のアーティストの曲でも結構見る気がするから、女々しい曲の共通したイメージだと思う。

 

4.やっぱり共通したイメージで一番多いと思われる。別れないと「行かないで」とか言えないもんね。ラブラブなカップルがそんなこと言うわけないもんね。

 

 

これらのポイントを踏まえた上で、女々しいと独断した曲のどこら辺がそうなのかを考えてみる。

 

 

 

 

冒頭でも言った曲。

電子音(多分シンセサイザだと思う)が、よく出てきて小綺麗な印象をイントロでは持ったけど、最初の歌詞から女々しさ全開だった。

One night

引き金すらも

気付かず引いていた 

 one nightはそのまま「ある日の夜」の意味。ここでいうある日は、すぐ後に出る「引き金すらも 気付かず引いていた」から過去にあったある夜という一つの点を指している。

その次の英語詞で、「ごめんねって言えてたら」なんて歌詞が出てくるあたり、「ある日の夜」の一点にとても執着してることが窺える。

だったらごめんねって言えば良かったのに。なんてツッコミはきっとNG

 

次に色について。

イントロから流れるシンセサイザの音がパステルカラーを連想させるような気もするけど、歌詞の冒頭から夜って出てくるから黒なんてことも思う。

うーん、でも完全な黒ではない気もする。というか、楽曲的に黒は似合わない。

曲中にこんな歌詞がある。

Maybe 名もなき感情の色は

混ざり合い濁って

oh... no...

I`m missing you 

 感情の色が濁ったことを歌っている部分がある。

ここで濁った色つまり濁色について調べてみると、意義としては「ある色相の純色*6に白または黒を加えた色」なんて書かれていた。

なるほどなと思った。

正直に言うと、この曲にはっきりとした色をイメージすることは難しい気がする。

ある人は黒を思い浮かべるかもしれないし、もしかしたら今後行われるコンサート*7の衣装の色でイメージを付ける人だってきっといる。

多分、この曲は形容し難い色を持った曲なんだと思う。

聞いただけでは歌詞の通り様々な感情が混じり合った色。

これからのツアーで菊池くんが自ら色をつけていくんじゃないかな。そんな気がする。

私たち聴き手側がイメージしている色と、菊池くんがこれから見せようとしている色。これらが混じり合った色。

それが、「名もなき感情の色」の一つの指標だと思う。

ということで、はっきりとしたイメージは今のところは付けられない。

個人的には、セピア色か、cadetblue という青っぽい色(#5f9ea0)なのかなとは考えている。

 

次に、相手に関しての思い。

この曲は、別れたじゃなくて、別れる前のことを歌っている。

それが分かる歌詞はこちら。

Baby 抱きしめていても

唇を重ねても

oh...Why?

本当のあなたはどこ? 

 さらに2番を見るとこんな歌詞が。

Baby すぐ隣にいるのに

こんなにも遠くて

oh...Why?

もう触れられない? 

 これらから物理的距離は近いことが分かるし、まだ別れてはいないってことが分かる。

加えて、相手との価値感の相違を表しているような歌詞もある。

あなたから見る空はそう?hazy? 

hazyとはかすんでるなどの意味。ここの歌詞は疑問符を2つも使っている。

相手が見る世界が全く分からないことを意味しているんじゃないかと思う。

好きであるはずの人が見る空の色さえも、どんな色をしているのか分からない。

もう垂直にはならない2人の思い。

この一行はこれを最もよく表している。

 他にも、「あなた以外いらない」などの相手のことを一方的に想っている詞が、散りばめられている。

 

最後に、別れそうだよね、この曲。

歌詞全体的に後悔とか、「ごめんねって言えたら良いのに」って言ってるのにちゃんと言えてないし、あぁもう元に戻ることはできないんだぁっていうのをひしひしと感じ取れる。

 

 

楽曲が綺麗だからこそ、感情の弱さがよく分かる曲だなと感じる。

「ごめんね」とか「さびしいよ」が、綺麗な楽曲に合わせることによってより儚く聴こえるし、多分それを狙ってるんだろうなぁ。

すごく儚くて、少し我儘で綺麗な曲。音源を聞いたイメージはこれ。

これを彼がどのように演じて色を付けていくのか、楽しみ。

女々しさ全開で歌うのかなぁ。女々しい菊池くん…よい。

 

 

 

  • Firefly(嵐)

2007年発売のアルバムTimeに収録されている曲。

個人的にすごく好きな曲で、あのアラフェスに2年連続投票した記憶がある。

ライブで歌いにくいんだろうなぁっていうのはあるとは思うけど、それにしても未だに映像化されていない。多分これからも機会が無い気がする。

fireflyが映像化されない世の中なんて……。

重々しいメロディからのこれまた暗い歌詞。

ただの暗い曲かと思いきや、歌詞のいたるところに女々しさがある。(ように感じる)

優しい日々がここにあった部屋の隅々にあなたが笑い眠ってる 

 特に過去を振り返っているなと思った歌詞。

「あなた」は確かに眠っているだろうけど、ここにあった部屋の中だから、もちろん過去の綺麗な思い出。

 

色に関しては、信号やホタルなどの光=明るい色を表すような言葉も出てくるけど、雨と涙などからやっぱり青色じゃないかと思う。

雨や涙に関しても様々な色のイメージはあると思うけど、少なくとも多くの人が水色から青色の系統を思い浮かべるのではないか。

それともう一つ思い浮かんだ色は。曲のタイトルはfireflyつまりはホタル。

だけど、ここではホタルの発する明るさじゃなくてホタルの淡い光が輝く暗闇のことを指しているんじゃないかなと個人的に考えた。

、先述したイメージと合致する。

 

相手に関しての思いも、この曲はストレートに表現している。

Rain firefly 手を離そう 心から愛していたよ 

 「愛していたよ」って過去形だけど。

それでもわざわざ歌詞にしちゃうあたり女々しいなぁなんて。

「本当のこと言っちゃうと絶対まだ引きずってるでしょ!?」って言いたくなる。

 

この曲は、多分別れていると思う。

どうして多分なのかという理由は、「手を離そう 心から愛していたよ」という歌詞が1番に止まらず2番でも、さらにはラストサビでも出てきているから。

とはいえ、ラップ詞が別れたことを連想させるから多分別れている。

それとそのあとの歌詞でも、別れたことが過ぎ去った過去としていることを匂わせ様な部分がある。

いくつもの追憶があるから

ここにはあるから動けない

信号が今変わってゆく 

 当たり前のことだけど、が止まれ・黄色が注意・が進め。

何色とははっきりと言っていないけど、その前に「その場で止まってしまっている」と言ってるような歌詞。

そのあとに来てるから今まで赤色だった信号が青色になったことが予想しやすい。

先に進めまないといけないのに、その場に立ち止まったまま。でも信号が青に変わってしまった。どんなに後ろ髪を引かれようとも進まなくてはいけない。

そんなようなことを言ってるのかもしれない。

 

ざっくりまとめると、思い切って別れたはいいがなかなか新たな一歩が踏み出せない。

そんな曲なのかなと思いました。

それにしてもなかなか踏ん切りがつかないなぁと改めて歌詞を見て感じた。

 

 

嵐も普段こんなに女々しい曲を歌うイメージ無いから(でも今回の新曲って女々しいか)意外性があって聞くのが楽しい。

友人も結構好きだったりするから一定数の支持はあるんだろうけど、なかなか映像化されない。なぜだ。

アラフェスのイントロクイズで、大野さんがこの曲のメインボーカルなのに分からなかたという話を聞いて、さらに希望を持てなくなってるけど、それでも見たい。

もし映像化したらDVD買うんで!!

fireflyとLai-Lai-Laiは円盤の映像として出してほしい。

 

 

 

他にも候補はあったけどせっかくならあまり世間に知られていない(とはいえ、最低でもFCに加入している180万ほどのファンは知っているはず)曲にしようかなと。

ファンはご存知、2007年発売のTimeの初回版に収録されている(たしか初回版だけだった気がする)ソロ曲。

正直嵐5人の中でソロ曲の振り幅が一番大きいのはこの人なんじゃないかなと思っている。(もっとも最近は固定してきてる気がする。最近の曲知らないけど)

これからの未来を思い描く曲を歌ったと思いきや、全身を赤に包んでげっだーん!なんて歌ったり。(映像を見た時は結構衝撃的だった)

他の4人に比べると、多種多様なバリエーションな気がする。

そんな彼が同アルバムタイトルのツアーで、歌った曲。

すごく女々しいと思った。

 

もう少し あと少し

君と聴いたあの歌を

今はまだ胸の中抱きしめていたいのさ 

 彼女と聴いていたであろう歌に縋っている。

 もう少し あと少し

きれいに君を忘れて

新しい僕に生まれ変われるはずなのに

 順番が前後したけど、どちらの歌詞も過去に執着して「忘れられない/忘れたくない」って気持ちが感じ取れる。

 

次に色のイメージ。

この曲は、青とかの寒色よりかは、「甘い」・「愛しい」などの柔らかい言葉があるせいか柔らかい色の方がイメージしやすい気がする。

加えて後半の方に出てくるフルートの音が効果的。

(単に自分がフルートやってるからかもしれないけど)

どちらかというと、柔らかなセピア色ってイメージを持ちやすい。

柔らかいけど、決して目が覚めるような明るさは持っていなくて、少しだけ切なくなるような色。

セピアが持つ、過去を思い出してしまうような雰囲気が、まだ新しい自分になれないなんて歌詞にぴったりじゃないか。

 

can`t let you goはそのままの英訳だと「まだ行かせられない」。

でもこれはよく使われる歌い文句らしく、それによると「離さない」とかの意味もあるそう。

タイトルから未練たらたらなことがよく分かる。

忘れるんじゃないのか。

他にも「離さないで」なんて歌詞も印象的。

相手に一方的な矢印が向いてしまっていることがよく分かるフレーズだなと思う。

 

最後に、別れてるか・別れそうか。

歌詞はどちらとも読み取れるような内容が散りばめられているけど、多分もう既に別れている。

ラップ詞の部分は過去を振り返ってるのかななんて。

あまりの過去の振り返りっぷりに、今と過去が混ざってしまっている。

そんなイメージを、並べられた歌詞を見ると感じる。

 

雰囲気はBut...と似てるのかななんて印象を久しぶりに聴いてみて感じた。

色々と相違点はあるけれど。

全体的に別れを歌っているけど、決して冷たくはない曲な気がする。

これは楽曲の効果が大きい気がする。

あと一つおもしろいことに気付いて、歌詞に出てくる数詞が全部「1」だった。

これは、一人になってしまったなどの意味はもちろんだけど、「もう少し」をテーマとしたという曲のコンセプトの暗喩なのかなと。

「もう少し、思い出に縋っていたい」・「もう少し、一人にはなりたくない」・「もう少しで言いたいことを言えたのに」

これらの感情を「1」という数字に込めて歌詞の部分部分に散りばめたとしたらおもしろいかもしれない。

多分それはないだろうけど。

 

 

 

 

 

 

とりあえず、今回はここまで!楽しかった!

自分の曲に対するイメージも整理できてよかった。

共通点も書いていくうちに「そういえばこんな要素もあるな」と、新たな発見があるのも楽しかった。

先述した女々しいと思う曲のイメージは独断で選んだものなので、皆さんもぜひ共通点などを探してみたら楽しいのではないかなと思います。

 

ちなみに「雨のMelody」もとっても女々しいと思っている。

さすがキンキさん……女々しい曲歌わせたら事務所で右に出る者無しだと思う。

ペアリング捨てずに今まで取っていたんかい…。しかも海に捨てるとかよりは見つけ出せちゃいそうな森の奥に捨てるとか……。

相手のこと忘れられないんだね、女々しい…。なんていつも考えてる。

あと最近はえびさんの「砂のグラス」も気になってるので、共通点見つけだせたらなんて考えている。

 

とりあえず、Welcome to Sexy Zoneぜひ買ってください!!

*1:トータルのジャニオタ歴は長い方だと思っているけど、未だにこの言い方は慣れない、「好きな子」とか「好きな人」って言いがち

*2:菊池くんソロ/とっても官能的で俺俺

*3:菊池くんソロ/ピアノが綺麗な曲だけど結構歌詞が官能的

*4:菊池くんソロ/爽やかな世界が明るく開けたような曲

*5:菊池くんソロ/20歳になった際に作った感謝の曲

*6:色相の中で彩度が一番高い色

*7:Welcome to Sexy Zone Tour/最新アルバムを引っ提げたツアー3月25日名古屋から始まる